クリスチャン2世がぐるぐると考える

クリスチャン2世の視点から結婚・信仰継承・両親との関係などについて書いています

ありのままの姿で愛されること 1

少し色々なことがあって、久しぶりの更新になりました。 「神様はありのままの姿を愛してくださる方だ」ということを、教会ではよくメッセージなどで聞くと思います。 でも、私にとっては、そのことを頭ではなく心で理解するのは、とても難しいことに思えま…

一方的に与えられる、という恵み 2

教会でも、「やまねちゃんはしっかりしたクリスチャンだから、奉仕して当然」という雰囲気がありましたし、自分自身、奉仕をすることで教会に自分の居場所があるような気がしていました。 しかし、奉仕ができなくなってから、ただ礼拝に出て、メッセージを聞…

一方的に与えられる、という恵み 1

私が教会に行けなくなり、奉仕もできなくなって、心も体も疲れ切っていた頃、あるクリスチャンのご夫婦が、私のことをとてもよく気にかけてくださいました。 しょっちゅう夕ご飯に呼んでくださったり、美味しいものを食べに連れて行ってくださったり。私の調…

ペンテコステの不思議な出来事 2

「石の教会」での礼拝が終わって、牧師先生から「ご旅行ですか?クリスチャンですか?」などと話しかけられ、お話ししていると、なんと、この礼拝は1か月に1回だけ行っている、ということが判明。 どういうことかというと、この軽井沢近辺の結婚式場で働い…

ペンテコステの不思議な出来事 1

ちょっと面白いことがあったので、今回はそのことを書きたいと思います。 この間の日曜日は聖霊降臨祭、ペンテコステ礼拝でしたね。 ペンテコステ、って変な名前だなーとずっと思っていたのですが、ペンテコステ=ギリシャ語で「50日(番)目」という意味な…

教会に行けなくなったときのこと 3

この「何かが出来なければ自分は愛される価値がない」という考え方は、教会生活以外でも、私の心を支配していた考え方でした。 20年以上、この考えを土台にして生きてきましたから、やっぱり今でも、時々この考え方が復活してしまうことがあります。 でも、…

教会に行けなくなったときのこと 2

今思い出すと、教会に行けなくなった時、有難かったのは、誰も私に教会に無理に来るように言わなかった、ということです。 また、今までだったら二つも三つもやっていた奉仕も、何もしなくていいよ、と言ってもらえたことです。 礼拝の途中で退席して家に帰…

教会に行けなくなったときのこと 1

もう、10年近く前のことになりますが、私は大学卒業後、ブラック会社に務め、その後職場を変えたものの大きく体調を崩し、失業した、ということがありました。 恐らく、それらの出来事が引き金となったのでしょうが、軽い鬱状態のような感じになり、人と会う…

本当は教会<家族 2

いくら「教会<家庭」が正しいのだ、と頭で分かっていても、実際にはそうできない状況もあると思います。 教会に行けば、やっぱり色々しなくてはならないことがあり、そのことで頭がいっぱいになったり、人間関係に悩んだり、イライラしてしまう時もあります…

本当は教会<家族 1

教会よりも、家族の関係を大切にすることの方が大切だ、とはっきり教えられたことは、私にとって本当によかった、と思います。 普通に考えたら、夫婦や家族のことを第一にするのは当然のことなのかもしれませんが、私には、そういう考えを思いつくことすら難…

家族<教会 という考え方 3

イエスさまは「心と思いを尽くして神様を第一に愛する」ことと同時に「隣人を自分のように愛する」ことも大切だ、と聖書の中で言っています。 私はずっと、「神様を第一にするためには、家族をないがしろにすることもやむを得ない」のだと思ってきたのですが…

家族<教会 という考え方 2

「家族<教会」という価値観が当然である、という家庭で育ってきた私にとって、晴天の霹靂、とも言えるような出来事がありました。 ある時、牧師先生がメッセージの中で、 「夫婦は一番小さい教会で、次が家族、最後にクリスチャンが集まる教会がある。 まず…

家族<教会 という考え方 1

教会と、自分の家族のどちらを優先させるのか、クリスチャンなら一度は迷ったことがあるのではないかと思います。 そういう時、一見、「家族<教会」が正しいように思えませんか? 【イエスは言われた。「『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あな…

迷える子羊、ではなくて、迷える蟻

奉仕についてしばらく書いてきたんですが、ちょっと休憩です。 私は、わりと田舎の、かなり古い家に住んでいます。 四季の移り変わりが本当に美しく、特に春は庭の木々が芽吹いて、見るたびに心が洗われる思いがします。 しかし、暖かくなると、大きな問題が…

必ずしも「一生懸命奉仕すること=神様に喜ばれること」ではない3

大学生の頃に通っていた教会の牧師先生は、一度、いわゆる企業戦士として民間の会社で数年間働いてから、牧師になった人でした。 その先生がよく言っていたのが「一週間頑張って働いて、すごく疲れている中で教会に来ているんだから、奉仕までそんなに頑張ら…

必ずしも「一生懸命奉仕すること=神様に喜ばれること」ではない2

新約聖書のテモテへの手紙Ⅰという福音書を読んでいると、 【自分の家庭を治めることを知らない者に、どうして神の教会の世話ができるでしょうか。テモテへの手紙Ⅰ 3章5節】 【奉仕者は一人の妻の夫で、子供たちと自分の家庭をよく治める人でなければなりませ…

必ずしも「一所懸命奉仕すること=神様に喜ばれること」ではない1

私が奉仕について思うのは、必ずしも「教会のために一生懸命奉仕すること=神様に喜ばれること」ではない場合があるのではないか、ということです。 一見、この方程式は正しいように思えてしまいますが(教会でもこの考え方はまかり通っていると思いますが)…

奉仕の犠牲になるクリスチャンホームの子ども5

ある牧師家庭のクリスチャン2世の友達はずっと、「クリスマスが嫌いだった」そうです。クリスマスはいつも両親が忙しそうにしていて、構ってもらえなかった。自分も教会の手伝いをしなければならず、クリスマスを楽しんだ記憶がない。 だから今でもクリスマ…

奉仕の犠牲になるクリスチャンホームの子ども4

父も母もクリスチャン1世でしたから、 「教会のために一生懸命奉仕すること=神様に喜ばれること」だったのだろうと思います。 大人になり、客観的に考えられるようになって、「きっと父は一生懸命奉仕する自分の姿を子どもに見せたかった」のだろう、と思…

奉仕の犠牲になるクリスチャンホームの子ども3

私にとっては、「父が教会の奉仕にのめり込み、母はいつもそのことに苛立っている」家庭の状態が普通だったので、両親の仲が悪くて嫌だな,,,とは思いつつ、休みの日もいつも父が教会に行っていることなどについては、あまり疑問を持たずに大きくなりました。…

奉仕の犠牲になるクリスチャンホームの子ども2

母は、父のことをいつも悪く言っており、私や妹達を自分の味方につけようとしていました。そしてしょっちゅう、父と言い争いをしていました。 教会からの帰り道はいつも母一人が私と妹たちを連れて、2時間近い道のりを帰っていました。(電車を乗り継いで、…

奉仕の犠牲になるクリスチャンホームの子ども1

これからしばらく、奉仕について思うことを書きたいなと思います。 私の父は、私が物心ついたときから、教会役員をしていました。しかも、会計担当。 私の両親の行っている教会は、会員数が200人近いので、礼拝献金だけでもそれなりの額になります。毎週礼拝…

みこころの結婚相手を見極める まとめ

やっと「みこころの結婚相手を見極める」シリーズが終わりました。ちょっと長かったですね; もし、ここまで全部読んでくださった方がいたら、本当にありがとうございます。 多少でも何かの役に立つとよいのですが… 色んなことを書いてきたのですが、全部が…

みこころの結婚相手を見極める その11

⑩ 相手を尊敬できる 「どんな人と結婚したいか?」という質問に、「尊敬できる人」と答える人は多いのではないでしょうか。私もずっと、尊敬できる人と結婚したいなあ、と思っていました。 でも、その「尊敬」の内容は、自分よりも学歴がいいとか、運動がで…

みこころの結婚相手を見極める その10

⑨ お互いの家族を受け入れることができる。 結婚が、ただのお付き合いと何が違うのか、を考えた時、やはり、相手の家族と親戚関係になる、ということが挙げられると思います。 ただ、人によっては親族がいなかったり、家族と疎遠になっているなど、色々な状…

みこころの結婚相手を見極める その9

⑧ お付き合い自体がスムーズに進む。 これは前回書いた内容 みこころの結婚相手を見極める その8 と少し関わってくるかもしれません。 お付き合いしていて、時々ケンカをしたり、上手くいかなくなることはあると思います。これは全然、普通です。 でも、お…

みこころの結婚相手を見極める その8

⑦ 信頼できる人に相手のことを話したとき、好感をもってもらえる。 お付き合いしていることを、誰にでも言いふらす、というのはちょっとどうかな…と思うのですが、信頼できる数人の人(友人や先輩、家族、牧師先生や知り合いのご夫婦など)に話しておく、と…

みこころの結婚相手を見極める その7

⑥ 「会話」ではなくて「対話」ができる。 一概には言えませんが、男の人は女の人より自分の話をしない傾向があると思います。 私は、夫とお付き合いをしている時、夫があまり自分のことを話さない人だったので、「この人は一体何を考えているのだろう…」と謎…

イースターに思うこと~キリスト教に対する世の中と自分のイメージのギャップ~2

クリスマスもそうですが、日本では「西洋のお祭りはみんなで美味しいものを食べて楽しくパーティしよう!!」みたいな雰囲気があって、自分の中にあるイメージとのギャップに、まるでついていけない気持ちになります。 私は、クリスマスの夜やイースターの朝…

イースターに思うこと~キリスト教に対する世の中と自分のイメージのギャップ~1

イースターなので、今回はイースターに思うことを書きます。 きゃりーぱみゅぱみゅがイースターの曲を出したそうですね。 日本の世の中では、イースターは第2のハロウィン的な、西洋のお祭り、という位置づけなのかな、という雰囲気がします。 ここ数年で、…