ペンテコステの不思議な出来事 1
ちょっと面白いことがあったので、今回はそのことを書きたいと思います。
ペンテコステ、って変な名前だなーとずっと思っていたのですが、ペンテコステ=ギリシャ語で「50日(番)目」という意味なのだそうです。
過ぎ越しの祭り(イエスさまが十字架にかかった)から数えて50日目の五旬節というユダヤ教のお祭りの日に、弟子たちに天から聖霊が降臨した、と聖書に書いてあります。
そのペンテコステの日曜日の数日前、私は夫とあることでケンカをし、(ケンカ、というか夫の言動に私が一方的に腹を立てた、という感じ)悲しくなったりイライラしたりしていました。
お互いの気持ちを話し合って、一応、仲直りしよう、ということで、夫が休みの日に日帰りで軽井沢に行ったのです。
買い物をしたり、美術館に行ったりしたのですが、夕飯を食べるにはちょと早いね、という時間になって、近くに内村鑑三の「石の教会」があるので行ってみることになりました。
パンフレットには17:00閉館、とあったので、外観だけしか見られないかな…と思っていたのですが、ラッキーなことにまだ開いていました。
内部に内村鑑三の記念堂のような部屋があって、直筆の手紙や、色々な説明書きをわりとじっくり見て、無教会主義についてなんとなく勉強したりしつつ、奥の礼拝堂に行きました。
すると、パイプオルガンの練習をしていて、牧師先生のような方が「これから礼拝があるのでよかったら出ませんか」と言うのです。
私と夫は「えー!毎日礼拝があるのかな…?」と思いながら、せっかくなのでご一緒させて頂くことにしました。
数人の牧師風の恰好の人たちが集まってきて、全部で10人もいない人数で礼拝が始まりました。
普通に賛美をしたり、短く聖書のメッセージがあったり、内容は私のいつも行っている教会とそんなに変わらない感じでした。聖餐式もあったので、聖餐にまで与らせてもらって、お祈りをしているときに、私は、ふと、自分の心がすごく静かな気持ちになっていることに気づいたのです。
実は、買い物をしているときも、美術館に行った時も、夫に対してまだ怒っている気持ちが、どこかずっと消えない自分がいたのですが、その時、祈っている中で、「夫にイライラするのをもうやめよう」と心から思いました。
そして、自分にも非があったな。もっと違う言い方をするなり、できることがあったのに。と今まで夫ばかり責めていた自分を深く反省したのでした。
つづきます